|
山梨県韮崎市穂坂小学校6年生21人が、ひのき製のつくえといすの組み立てにちょうせんしました。3学期から学ぶことになる、新しい木造校舎の教室で使うものです。「やった。できた」。残された3ヶ月の小学校生活は、ひのき独特のよいかおりとぬくもりに包まれて過ごすことになります。
今までお友だちは、スチールでつくられたつくえといすを使っていました。校長の横森義隆先生は「昭和28年から使用している木造校舎は、木のつくえやいすのほうがあっていると思い、去年から見直しを考えてきた」といいます。
お友だちは、組み立て式のつくえといすを開発した静岡県静岡工業技術センター元主任研究員の松谷治さんと天竜ウッドワーク事業共同組合、専務理事の梅林徳男さんらの説明を受けて、作業に取りかかりました。
熱心に取り組むお友だちに対して「おしりをおとさないで、こしを半分あげると力が入る」、「ネジは時計回りでしめるんだ」などと松谷さんらは助言します。
「プラモデルみたいで、おもしろいけど思っていたよりネジがかたくて大変だよ」と杉山隼人くん。「工作は得意だから楽しいね。ひのきの色はとてもきれいなのでうれしい」と保坂泉さんは笑顔で話します。
材料を手にしてから約1時間30分で、お友だちはつくえといすを作りあげました。
20校以上で、組み立ての説明をしてきた梅林さんは、「みんながすばやく行動するので、時間があまりかからずに終わりました。説明にしっかりと耳をかたむける児童が多かったからですね」と目を細めます。
お友だちは、新しい教室に自分の身長をあわせ、調節したつくえといすを運びこみました。「校舎と同じで、つくえやいすは、あと少ししか使えないから残念だけど、大切にしていきたい。木はちょっとらんぼうにするときずがついてしまうから、気をつけたい」と名取寛人くん。
担任の藤原理恵先生は「みんな目をかがやかせて、作業をしていましたね。自分で組み立てたつくえといすだけでなく、すべてのものに対してやさしくあつかってほしいです」と話しています。
|